本の処方箋、今回は、
前回の「読書が楽しくなる!」の記事(https://celf-reading.com/archives/1358)に続き、「本嫌い」、「あまり好きじゃない」と言うお子さんが、思わず笑ってしまうオススメ本のご紹介です!
◆目次◆
1、お子さんが思わず笑ってしまう本とは?!
お子さんが思わず笑ってしまう本は、ズバリ
これです!
「くさびら」です!
「くさびら」、ご存知でしょうか?狂言のお話です。
「くさびら」は「きのこ」のことですが、表紙の絵だけでは今ひとつ良く分かりません。
狂言の面白さの一つに「言葉の繰り返し」があるのですが、「くさびら」が「何だろう?」と思っているところに、言葉を繰り返すことで、きのこも連動して増えていく、という点で、子どもが思わす笑ってしまいます。
「本ってつまんない」と感じているお子さんほど、目を丸くしてゲラゲラ笑いながら読み進む本です。
非常に力強いイラストが、ページをめくるたびに面白さを誘発していて、読み聞かせをしていてもとても楽しい本(絵本)です。
ここは是非、読み聞かせをしてあげてください!
お子さんが、「こんな楽しい本もあるんだ!」ときっと感じますよ。
2.読むを深める「あの」テクニックを使いましょう!
「楽しい!面白い!」とお子さんが興味を示したところで、是非、読みを深める「あの」テクニックを使いましょう!
あのテクニックとは...
そうです!動画で復習です!
Youtube、便利です。ちゃんと「くさびら」の狂言の動画があります。
「くさびら」は狂言ではこうやって表現するんだ~、というのを知るのも楽しいです。
3.もっと本が読みたくなる!ちょっとした一工夫
本の内容理解も深まりましたので、お子さんが本の興味が沸いたところで、是非、もっと読みたくなる一工夫をしてみましょう!
あの一工夫ですよ!
そうです、同じようなシリーズの本をお子さんの目につくところに置いておく、です!
こんな感じです。
「くさびら」が面白かったので、同じようなシリーズがあると、
「これも読んでみようかな?」という気になります。
同じようなシリーズの本を置いておくだけで、読み聞かせをしなくても、お子さん自身が自分でそれらの本を手にとって読み始めますよ!
お子さんが本をあまり読まないのは、
「本はつまらないもの、面白くないもの」
という固定概念があるからです。
狂言の絵本や、先日の口上の絵本を使って、お子さんのこのような固定概念を外してみてください。すると、「本には色々な種類があるんだな。もっと他にも面白そうな本があるかな?」と思い始め、他の本にも興味を示し始めます。
もし、今現在、お子さんがあまり本に興味を持たないようでしたら、この狂言絵本を読み聞かせしてみてくださいね♪