ペットを飼う前に是非読んで!「ぼくとニケ」:小5 小6 読書感想文課題図書

読書嫌いな子を応援する!本の紹介シリーズ第7弾!

今回は、2019年度小学5年生、6年生の読書感想文課題図書になっている

「ぼくとニケ」

のご紹介です!

ぼくとニケ

ある日、子猫がやってきた――。5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。15歳で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し鮮烈デビューした獣医師が描く、大切なお話です。(講談社BOOK倶楽部より)

この本は、是非ペットを飼う前に読んで頂きたい本です。小学5年生の男の子が主人公の物語ですが、安易な気持ちでペットを飼うことに警鐘を鳴らしている内容になっています。

表紙は子どもが手にとりやすい体裁となっていますが、あまり本が好きでない子は、この本の厚みで読むのを躊躇してしまうかもしれません。

ですが、読み始めれば主人公が自分の年齢に近いこともあり、感情移入がしやすくどんどん読み進められます。

まずこの本を読んで見ようかな、と感じてもらえるように、私の方でこの本の動画を作成しました。

 

◆「ぼくとニケ」に興味がわく動画

この動画は、お子さんに直接見てもらい、「この本を読んで見ようかな?」と思ってもらうために作成しました。本のあらすじはほとんど解説しておりません。この動画を見たからといって本を読まなくて良いにはならないよう作っています。この動画を見ることで、この本を読んで見よう!と思うお子さんが一人でも増えることを願っています。

 

◆読書シート

またこの本を最後まで読み切れるよう、「ぼくとニケ」に関して、質問を並べたワークシートも用意しました。

本を読む前にこのワークシートをお子さんに渡して頂いて、先にこの質問を読んでから読書をするように伝えてみてください。ただ漠然と読み始めるより、本の内容に興味を持って読むことが出来ます。

通常は、読むことを優先するためワークシートの答えは用意しないのですが、この本は質問の答えを探しながら最後まで読んでもらいたいために、答えをワークシートの2枚目に付けています。ただし、答えが書かれている場所のページナンバーだけの記載としておりますので、「この質問の答えはどこ?」とお子さんが聞いてきた場合、「〇ページに載っているよ。よく読んでごらん」と伝えてください。

 

◆読書感想文アドバイス

構成としては、以下の4つのパートにわけて書くと良いと思います。

① なぜこの本を読もうと思ったのか?
② 「ぼくとニケ」はどういう内容の本なのか?(簡単なあらすじ)
③この本を読んでどう思ったのか?
④この本を読んで、自分はどうしたいのか?

です。

読書「感想」文ですので、上記の構成を踏まえて自由に書いてもらえれば良いのですが、なかなか内容が書きづらいお子さんは、読書シートの質問③、④、⑥辺りを中心に、「自分ならどうする」で書くと、しっかりした内容の読書感想文になります。

例えば、

「ぼくも仁菜のように学校に行きたくない、と思ったことがあります。なぜなら、仁菜が学校でされた〇〇のようなことがあったからです(←質問③の内容をここで書く)。ですが、玄太が仁菜に「〇〇〇〇」と言ったことがぼくも感じていたことだったので(←質問⑥の内容をここで書く)、ぼくは学校に通い続けました。」

のように本文で書かれている内容から、自分だったらどうする、のように書いていきます。

是非読書シートをご活用ください。

読書がある生活はお子さんの人生を豊かにします。
本があまり好きではないお子さんも、今回の読書感想文の読書をきっかけに、少しでも本が好きになり、読書を楽しめるようになってくれることを切に願います。

 

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