子ども用ですが、父親にこそ読んで欲しい1冊!

本の処方箋。 今日の1冊は、

子ども用ですが、父親にこそ読んで欲しい1冊!

です。

あべこべものがたり」です。

この本は先日ご紹介した「大人にはあまり知られていないけれど、子どもが凄く楽しめるシリーズ本!」である「ゆかいなゆかいな おはなし」の中の1冊でもあります。

表紙のイラストやタイトルからではよく分からないのですが、この本は、母親の仕事が楽そうだと感じた父親が母親と仕事を交換して1日家事をするというお話です。「あべこべ」とは、お互いの仕事を変えるという意味の「あべこべ」なのですね。ノルウェーの昔話を題材としています。

主人公のフリツルさんは、楽そうだと思った家事が実際にやってみると想像以上に大変で、どの家事もまともにこなすことが出来ません。おかみさんに、「思ったより大変だ」と告げますが、おかみさんは、「最初のうちだけで明日はもっとうまくやれるよ」と励まします。しかし、フリツルさんは、「いや、もうこりごりだ!」と言ってお話は終わりになります。

子どもが読んでいて面白いと感じる点は、先々に起こるリスクを考えてフリツルさんが前もって対策を取るのですが、どれもこれも裏目に出て、それをユーモラスに表現している点にあるのだと思います。ですが、父親に是非読んでもらいたいと感じるのが、この「家事は実は思ったより大変だ」という点ですね!

ワーキングマザーに非常に共感してもらえる内容の1冊となっております。

タイトルが「あべこべものがたり」ではなく、「家事をすることになったパパ」だともっと読んでもらえるのにな、と感じてしまいますね。

もっとも、父親がやっている仕事をいざ代わりにやってみると、こちらも思った以上に大変なのだとは思いますが。。。

子ども用の本ですが、お互いがやっている事を理解しあって助け合う事の大切さを改めて感じる、実は大人向けの1冊です。

子ども向けの本も奥が深いですね。