「やる気スイッチ」の一番簡単な押し方

勉強のやる気を引き出すには、「やる気スイッチを押す」とかCMで流れていたりしますが、どうやって押すのでしょうね。

 

色々テクニックはあるのですが、お子さんが目の前で問題を解いている、という前提での私がやっているスイッチの押し方をお伝えします。

 

ハイ、これです。

 

 

100点だったら花丸をつけること、ではありません(ちなみに花丸は有効ではありますが)。

 

では、これは?!

 

この写真だとちょっとわかりづらいかもしれないのですが、このプリント、単元確認テストになっていて、表と裏の両方合わせて100点になるようになっています。つまり、上の写真と下の写真の問題を両方合わせて100点なのですが、私は表で100点、裏で100点で点数をつけています。テスト問題なので、設問ごとに配点が割り振ってあるのですが、それは完全に無視です。

 

では、なぜこんなことをしているのか。

 

やる気スイッチは、成功体験の積み重ねで入るものだからです!

 

この手の表裏で満点になるテストの場合、せっかく表面が全部合っていても、裏面で間違えて100点が取れないことがあります。例えば80点だったよ、と採点をすると折角表面が全部マルだったのに、裏面の出来ていないところに意識がいってしまい、生徒さんにがっかり感が出てしまうんですよね。表面が全部マルだったら、そこですかさず

やったじゃん!100点だよ!

と声かけして、裏面の問題の間違えたところだけ直させた方が、生徒さんは、

100点取れたのに惜しかったな

と前向きに取り組めるようになります。

 

実際の学校で受けるテストはこんなに甘くはないのですが、今必要なのは前向きに勉強に取り組んで学習内容を理解させることなので、こまめに成功体験を積み重ねる方がやる気スイッチが入ります。

 

こまめに

「よく出来たね!」、「凄いね~!」、「この調子!」、「そうそう!」

と前向きな声掛けをバンバンいれて、

「やったら出来る!」

と思わせた方が良いです。

 

「うちの子は、問題を半分にしても100点が取れません」というお子さんの場合は?

その場合、出来たところに注目した声かけをします。

「1番から2番は全部合ってるじゃない!凄い凄い!」

「この問題が解けるとは思わなかったよ!」

とか。

 

お子さんが小学校低学年の場合は、合っているところまで、例えば大問1番と2番が全問合っているとしたら、大問3番の上で横線を引いて、

「ここまでで100点!」

と勝手に問題を分割して点数を付けてしまうのも手です。

 

100点が連発すると、成功体験の積み重ねとなりますので、やる気スイッチが入ります。

 

是非、こまめに100点合格をつけてあげてくださいね!