本の処方箋。 今日は
子どもについイラっとした時に、是非オススメしたい絵本!
です。
◆目次◆
1.「ママは知らないの?」
是非ご紹介したいのは、こちらの絵本です!
ふくだいわおさんの「ママはしらないの?」
ママはぼくのことすぐしかるけど…ねえ、きいて。ぼくがしってること、ママにおしえてあげたいんだよ。(Amazon 商品説明より)
子どもへの接し方についての本は色々とありますが、私はあえてこの絵本を推します!
2.なぜオススメするのか
それはひとえに、親が文句を言いたくなった時の子どもの気持ちがつづられているからです。
なぜおしゃべりばかりして食事がすすまないのか。
なぜ忙しい時に、まとわりついてくるのか(家事が進まない)。
なぜさっさと行動しないのか。
子育てをしていると親からみると子どもの行動には、沢山の「なぜ」が出てきます。
この絵本を読むと、日常生活における子どもの行動で、「いつまでやっているの!」、「どうしてこうなの!」と言ってしまっている事について、「ママ、ほんとうはこうなんだよ」という子どもの気持ちが理解できます。
我が子はお話好きな子なので、私はつい「いつまでお話しているの!早く宿題を終わらせなさい!」と言ってしまうのですが、その度に子どもは「ごめんね、ママ」と言います。
しかしこの絵本を読んで、「そうだよね。今日、学校で面白かった事をたくさんお話したかったんだよね」と感じ、我が身を強く反省しました。
特に最後のページのお話は、泣きそうになります。
ママはしらないの?
ママは全く知りませんでした。だからあんなにひっついてきていたのですね。
3.本ではなくあえて絵本を推す理由
世の中には子育て本は沢山あります。特に子どもを叱らないためにどうしたら良いのか、具体的な方法を説明している本も色々あります。私自身、そのような本もいくつも読みました。
ですが、あえて、how to本ではないこの絵本を推すのは、
子ども側の気持ちが絵とともによく理解できるからです。
実際に絵本を読んで頂くとよくわかるのですが、子どもに何か言いたくなるときは、だいたいいつも同じです。だから「また、〇〇じゃないの!」とも言ってしまうのですが、子どもがそれを繰り返すのは、背景に「ママ、大好き」という気持ちがあるからです。ただ、その気持ちは親からはよくわかりません。
早くご飯食べ終わったら、すぐに片付けできるのに。
時間に追われる毎日だと、子どもの行動一つでイライラが募るのですが、この絵本を読むと子ども側の気持ちが理解できるので、イライラが減ります。
そして、これが絵本を推す最大の理由なのですが、
何度も読んでいるうちに、絵本の表紙を見ただけで、
そうだった!
とすぐに自分の行動を見つめなおせるからです。
絵本だとすぐに読めるので、イライラしたときにこの絵本をさっと読んで
そうだった
と冷静になれます。そして、繰り返し読んでいるうちに、絵本の表紙をみるだけで、イライラがおさまるようになります!
お子さんに何か一言言いたくなった時、叱りたくなった時、是非この絵本を手にとって読んでみてください。 とてもオススメできる1冊です!